「 " 建築写真家 " 始めました。 」
2023-06-13〜2023-08-20スナップまとめ
ただいま、写真ブログ。お久しぶりです。
今回はいつものクリエイティブピクチャーコントロールじゃなく、
なるべく素に近いつもりの写真でお送りします。
ここだけの話、やっぱこれが一番いいんだよ、これこれ。
もう現在に追いつける気がしないので2ヶ月分まとめての投稿です。
Nikon Z7II+50/2 & AF-S50/1,8G
ピクチャープロファイル:標準(Lightroom編集あり)
"写真家" 及び "建築写真家" を名乗ることをずっと躊躇ってきました。
躊躇うも何もその資格がないと自分自身思っていたから当然です。
そして今もその資格があるとは正直思ってませんし、側から見ても「無い」のが現実でしょう。
でもつい先日から何を血迷ったのか、建築写真家を名乗り始めました。
理由はひとつ。
受ける仕事に求められる質やレベルを引き上げたいと思ったからです。
ここ一年ぐらい時々建築撮影の問い合わせは来るものの、ほとんどが見積りを送ってその後成約しない状況が続いています。
その理由は撮影料金が高すぎるから。
業界にとって決して高く無いと考えていた料金がどうも高すぎるみたいなんです。
こちらとしては別に全然ぼったくってるとかなんでもなくて、
商売として成り立たせるためには最低ラインぐらいの金額なんです。
質を下げれば確かにいくらでも安くできるかもしれません。
でもその金額では建築と向き合い、それ相応の写真を撮るには不可能なんです。
それなのに「高すぎるので」「他のカメラマンの方が安いから」と断られてしまう。
そのカメラマンはどうやって商売成り立たせてんだってレベルの金額だったりすることもあるので、
もはや副業カメラマンとかそういう層のカメラマンなんだと思います。
そんな金額で私が目指すような写真を撮っているカメラマンはそうそういません。
中には利益度外視で建築や写真に向き合えている人もいるかもしれませんが、そういう人にはもはや太刀打ちできません。
あくまで想像ですが。
でもそうは言っても最終的にそういうカメラマンに負けてしまう理由はただひとつ。
自分の実力不足です。
Twitterでは「自分のせいではないですよ」と温かいお言葉もいただき救われもしましたが、
いくら市場が縮小傾向であっても実際自分のせいでもあることは目を背けられない事実でもあるわけです。
では何が自分のせいなのか。
それは「あなたに頼みたい」「あなただからお願いしたい」
そう思ってもらえていないというところ。
「あなたに撮ってもらいたい」
これは業界の相場を超えていくには必要不可欠な要素だと思います。
その基盤を作ってこれなかった自分の責任なのです。
だから今更ながらそういうブランディング、セルフプロデュースをやっていく第一歩として、
自称 ”建築写真家” を名乗るという荒技をやろうというわけです。
酷いですね。
ただ、建築や写真、それらの業界に対する考え方や視点は少し前と比べて格段に変化している実感はあります。
そりゃ先輩方と比べたらまだまだな自覚はありますし、この段階で建築写真家を名乗ることに対し、
白い目で見られることも覚悟しています。
でも切り開いていく。
この環境で独学で建築写真家になるための道を切り開くにはもう修羅の道を行くしかない。
まさに背水の陣です。
何か現状を変えたい、次に進みたい、そういう思いで色々試行錯誤してます。
YouTubeの取り組みもそのひとつです。
ただ、やるからには誠心誠意、己を見失わないようにやりたい。
これはずっと忘れずにやりたいです。
数字に囚われておかしくなりたくないから。
そういう人たくさん見てきました。
同世代と比べても比較的承認欲求が強い方だと思うので、
数字を追うことはしても一線は越えたくないなと、そう思ってます。
この記事、写真やってるフォロワーさんぐらいしか読まないだろうと思って赤裸々に書いちゃってるけど、
クライアントさんやお客さんになり得たはずの人が読んでたらと思うとゾッとしますね笑
そのうち非公開になるかもしれません。
一応弁解のために書いておくと、建築や写真に対する気持ちはビジネスだけでなくパーソナルな想いとしてもかなり強いと思うのでそこは安心してもらえればと思います。
写真見てもらえれば伝わるかなと思ってますが、伝わらない写真撮ってるとしたらそこも変えていかなきゃですね。
想いとしてはもっともっと質の高いクリエイティブをしたい。
自分が心から共感できる人と仕事したい。
そこに価値を感じて貰える人の力になりたい。
そんな気持ちです。
そのためにもっともっと知識をつけて、技術も磨いて、精進していきたいです。
名画を見たり、音楽を聴いたり、映画を見たり、歴史を学んだり、
建築と写真のことはもちろん、その他のあらゆる物事について知見を広げていきたいと思います。
なんだか陰気臭い記事になってる気がしますが、
「建築写真家になりたい」から”建築写真家”を名乗る。
言いたかったことはそういうことだと思います。
それに恥じぬ写真を撮っていこう。
いないと思いますがこの記事を見てご興味お持ちいただけた建築関係者の方がいらしたらお問合せください。
どちらかというと理念とか思想とかそういうベースの価値観が合う方のために写真を撮れたら本望です。
ひとまずTwitterフォローしていただいて私の人間性とか写真とか気になってもらえたらお声がけいただけるとなおありがたいです。
宣伝は以上。
それにしても久しぶりの素?の写真、いいですね(自画自賛)
建築写真家目指して精進します。
既に名乗ってるのに目指すという矛盾は生暖かい目で見ておいていただけると幸いです。
ではまた。