2023-02-25新子安大口スナップ

写真家と名乗ることについて。
今回はそんな少しばかり重々しいテーマで私なりの想いを綴ってみようかと思います。


使用機材:NikonZ7II+ 50/2(オールドニッコール)
ピクチャーコントロール:スタンダード(Lightroom Adobeカラーそのまま書き出し)
最近色のついた現像が多かったので今回はシンプルにスタンダードで。

どうも、建築写真キャットの藤川です≡^・ω・^≡
皆さんはどんな人が「写真家」と名乗ることができると思いますか?
これについては検索してもらったら分かる通り、人それぞれ考え方が結構分かれるんです。
おそらく一般的な答えをひとつ出すとしたら「その人本人の自由であり、名乗ろうと思ったら名乗れる」その辺りが答えになると思います。
この答えに私も別に否定的でもないですし、自由に名乗っていいと思っています。

一応言っておくと、いやいやそんなのとんでもないって考えの人も多くいるのは存じ上げてますし、その考えもわかります。
でも、
私はいま
”写真家”を頑なに名乗っていない。
私にとって写真家とは何か。

「これが私の作品だ」と胸を張って呼べる写真。
それを生み出していて、それと共に覚悟を持って人生を歩める人。

私はそういう人がやっと写真家になれると思っています。
これって実は一見難しそうに見えて、今日カメラを初めた人でも思えるんですよね。
だから、最初に言った自分が名乗ろうと思ったら名乗っていいという意見には否定的ではないんです。
それなのに私が写真家を名乗らない、いや、名乗れない理由。
それはこれが自分の作品だと堂々と言える写真がないからです。
強いて言えばここのスナップ群は作品の端くれぐらいかもしれません。
もっともっと名乗れないもの。

それは”建築写真家”。

建築ってかなり多くの方が関わって色々な思いを込めてつくられているんですよね。​​​​​​​

そんな多くの方の想いの詰まった作品をただシャッターを切っただけでその写真を自分の作品だなんてそう半端な覚悟で言えるものではない。

ましてやクライアントの意思が反映されたどこまでが自分の写真かわからないかのような竣工写真の部類はさらに恐ろしいほどの覚悟が必要。
だから建築写真家って名乗るのはまだまだ自分には難しいなと考えています。
もちろんスキルや知識の面でもまだまだ修行が必要ですけど、それは先ほども書いたように写真家を名乗る上の絶対条件であるとは思っていません。
写真家を名乗る覚悟。
今回はそんなちょっと何言ってるかわからない誰も興味のない話を長々と語ってみました。
これだけ名乗らないと言い張っておいて一箇所だけ写真家って書いてある場所があるんですよね。
それはTwitterのProカテゴリー。
でもカメラマンって選択肢が存在しないんですよ、あれ。
そんな言い訳を添えつつ抑えきれない気持ちが少し溢れ出たものなんだと思います。
建築写真家目指して頑張ろう。

2023年の目標はアーキテクチャーフォトさんに掲載される建築の竣工写真を撮影することです。
無謀なことは重々承知の助なのですが、夢は言葉にしないと叶わないって言いますから。

もしこんな駆け出しのフォトグラファーでも仕事してみたいと思ってくださった奇特な建築関係者の方がもしいらしたら連絡もらえると嬉しいです。


結局また宣伝か!

そう思った皆様、すみません。次回の記事は最近考えている”写真”の明るさ・暗さについて書くかもしれません。ほんとか?

それではまた。
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